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Azure Virtual Desktop(AVD)に必要なライセンスをわかりやすくまとめてみた

リモートワーク、BYOD、セキュリティ強化など様々な用途で検討に上がることの多いマイクロソフトのAzrue Virtual Desktop(AVD) ですが、「導入に必要なライセンスが複雑でわからない」とご相談をいただくことが多くございます。

そこで今回は、AVD利用に必要なライセンスについて、その考え方から具体的なライセンス、おすすめのライセンス構成まで解説したいと思います!

是非ご参考にしていただけましたら幸いです。

AVD利用に必要なライセンス

「AVDに必要なライセンス」と一言で言っても、どこまでやりたいか、自社がどのような状況か、において選択すべきライセンスは変わってきます。

そこで、まずはライセンスの考え方を整理したうえで具体的なライセンス名や費用をご紹介したいと思います。

AVDにおけるライセンスの考え方

まず、”AVDを利用するための権利”が含まれるライセンスがベースにあります。

追加で、「AVD上でOffice 365 アプリの利用をしたいか」や「セキュリティ強化を行いたいか」などの要件より必要なライセンスが追加されます。

さらに、それぞれの要件ごとにどのレベルを実現したいかによってライセンスのエディションを選択する必要があります。

そしてこれらは、「自社がすでにどのライセンスを持っているか」により追加購入が必要かどうか、が決まります。(AVD上に持ち込むことのできるライセンスもありますので、すでにお持ちであれば追加購入の必要はありません。)

具体的なライセンス名と料金

それでは、それぞれどのライセンスが該当するか、最低限必要なものに絞ってご紹介します。

  • AVDを利用するための権利:
    Windows 11 Enterprise E3 以上…¥880 ユーザー/月
  • AVD上でOffice 365ライセンスを利用する:
    Microsoft 365 Apps for enterprise…¥1,799 ユーザー/月
  • 多要素認証を行う:
    Entra ID Premium P1…¥899 ユーザー/月

おすすめのライセンス構成

ただ、上記のライセンスはあくまで最低限必要なライセンスを並べただけです。
そこでよくお伺いする内容で、おすすめのライセンス構成をご紹介します!

AVD利用ユーザが300名以下の場合

  • Microsoft 365 Business Standard…¥1,874 ユーザー/月

これは、AVD利用権、基本的なOffice365アプリケーション、二要素認証などの基本的なセキュリティ強化機能が1つになったライセンスです。
エンタープライズ企業向けのものと比べて価格も控えめなので、かなりおすすめなラインセンスです。

AVD利用ユーザが300名を超え、基本的なOffice 365アプリケーションを使いたい&基本的なセキュリティ強化を行いたい場合

  • Windows 11 Enterprise E3 …¥880 ユーザー/月
  • Microsoft 365 Apps for enterprise…¥1,799 ユーザー/月
  • Entra ID Premium P1…¥899 ユーザー/月

この場合は、上記の組み合わせがスタンダードです。

AVD利用ユーザが300名を超え、基本的なOffice 365アプリケーションを使いたい&端末管理がしたい場合

  • Windows 11 Enterprise E3 …¥880 ユーザー/月
  • Microsoft 365 Apps for enterprise…¥1,799 ユーザー/月
  • Enterprise Mobility + Security E3…¥1,595 ユーザー/月

この場合は、Entra ID Premium P1ライセンスとIntuneのライセンス+セキュリティ強化機能含まれるEnterprise Mobility + Security(EMS)ライセンスを利用を組み合わせることで実現できます。

いかがでしたでしょうか?
その他のパターンでお悩みの際はご用件お伺いしながらご提案が可能ですので、ぜひお問合せいただけますと幸いです。

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どうぞよろしくお願いいたします。

                       

    

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