企業や組織では、ネットワーク ドライブを使用してファイルやデータを共有することが一般的です。Microsoft Intune を使用すると、エンド ユーザーのデバイスに自動的にネットワーク ドライブをマップすることができます。本記事では、構成プロファイルを利用してネットワーク ドライブをマップする方法を詳しく解説します。
前提条件
Intune を使用してネットワーク ドライブをマップする前に、以下の要件を確認してください。
- Microsoft Intune サブスクリプションが有効であること
- Intune管理された Windows デバイス(Windows 10 以降)
- ネットワーク共有フォルダーの正しいパスが分かっていること
- Intune の管理者権限を持っていること
必要な ADMX ファイルの取得
ネットワーク ドライブのマッピングをサポートするために、以下の 2 つの ADMX ファイルが必要です。
- Windows.admx: Windows 用の前提条件となるテンプレート。
- DriveMapping.admx: カスタムのドライブマッピング用テンプレート。
1のファイルは、以下のパスから取得できます。
C:\Windows\PolicyDefinitions\Windows.admx
C:\Windows\PolicyDefinitions\en-US\Windows.adml
2のファイルはGitHub からダウンロード可能です。
Intune への ADMX ファイルのインポート
- Microsoft Endpoint Manager 管理センター にサインインします。
- [デバイス] > [構成プロファイル] > [インポートされた管理用テンプレート] の順に選択します。
- [インポート] をクリックし、取得した Windows.admx と Windows.adml ファイルをアップロードします。
- 同様に、DriveMapping.admx ファイルもアップロードします。
注: Windows.admx ファイルを先にアップロードしないとエラーが発生する可能性があります。

Intune 構成プロファイルを使用したネットワーク ドライブの展開
- [デバイス] > [構成] > [新しいポリシー] を選択します。
- [プラットフォーム] で Windows 10 および以降 を選択し、[プロファイルの種類] で [テンプレート] を選びます。
- [ユーザーの構成] > [Network Drive Mappings] からマップするドライブの文字を選択します。
- [有効] をクリックし、以下の情報を入力します。
- ネットワークパス:
\\server-name\shared-folder
- ネットワークパス:
- プロファイルを適用する対象のデバイス グループを選択し、[作成] をクリックしてプロファイルを保存します。


まとめ
Microsoft Intune を使用してカスタム ADMX ファイルをインポートし、構成プロファイルを作成することで、組織内のデバイスに対してネットワーク ドライブのマッピングを効率的に展開できます。
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