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これまでHubSpotを使っていた人が、Marketoに切り替えると困ること3選

HubSpotからMarketoに切り替えると、さまざまな新しい機能やツールにアクセスできる一方で、いくつかの困難に直面することもあります。特に、HubSpotに慣れているユーザーにとっては、Marketoの操作や機能に戸惑うことがあるかもしれません。

本ブログでは、HubSpotからMarketoに切り替えた際に困ることとしてよく挙げられる3つのポイントについて解説します。それぞれの問題に対する解決策も紹介しますので、Marketoへの移行をスムーズに進めるための参考にしてください。

レポートが自動的に出ない

HubSpotでは、メールごとのレポートが自動的に表示されるなど、特に意識しなくてもマーケティング活動の成果を簡単に把握できます。
しかし、Marketoでは一部のプログラムを除き、施策を実行するプログラムにレポート機能が標準で含まれていません。そのため、手動でレポートを作成しないと、成果を把握することが難しくなります。

この問題を解決するためには、Marketoで実行するマーケティング施策ごとにプログラムのテンプレートを作成し、その中にレポートを組み込んでおくことが有効です。
マーケティング施策を実行する際は、あらかじめ用意したテンプレートを複製することで、常に必要なレポートを簡単に確認できます。
例えば、イベントを実行するためのプログラムや、ウェブでの資料請求用プログラムなど、目的に応じたテンプレートを用意しておくことで、レポート作成の手間を省き、効率的にデータを活用することができます。

SFA側で管理する要素は更新できない

HubSpotはSFAと連携させることで、HubSpotで更新したデータをSFAに同期させ、営業チームとマーケティングチームの連携をスムーズに行うことができます。
しかし、Marketoでは、SFAと連携したデータの一部はSFAからしか更新できず、Marketoでは参照のみとなる場合があります。
Salesforceを例に挙げると、商談や取引先のデータはMarketoから更新することができません。

この問題を解決するためには、MarketoとSFAで管理する項目を明確に分け、どのデータをどのツールで更新するかを考慮したデータ連携の設計が必要です。
例えば、Sansanと連携して名刺データを基に企業情報を更新したい場合、SansanとMarketoを直接接続するとSalesforceの取引先データは更新できません。
そのため、SansanをSalesforceと連携させ、取引先データを更新した後、その更新データをMarketoに同期させて利用するという方法を考える必要があります。
各ツールの特性を理解し適切なデータ連携の設計を行うことで、営業チームとマーケティングチームの連携をスムーズに進めることが重要です。

バージョン管理ができない

HubSpotでは、ワークフローやメールなどのアセットのバージョン管理が行えるため、変更履歴を追跡し、必要に応じて以前のバージョンに戻すことができます。
しかし、Marketoではバージョン管理ができないため、誤った変更が行われた場合に元に戻せないという問題が生じるかもしれません。

この問題を解決するためには、プログラムやアセットの更新の承認権限を絞り、各ユーザーが触れる範囲を限定することが重要です。
例えば、重要なプログラムやアセットの変更は特定の担当者のみが行うルールを設定し、変更を行う際には必ずダブルチェックを行ってから公開する業務フローを組むことを検討してください。


さらに、定期的にバックアップを取ることで、万が一の際にもデータを復元できるようにしておくと安心です。

まとめ

HubSpotからMarketoに切り替える際、ツールが変わることで戸惑うこともあるかもしれませんが、適切な対策を講じることでこれらの問題を解決することができます。
Marketoは、HubSpotよりもプログラム管理がしやすく、オペレーショナルメールも含めたキャンペーン設計ができるなど、機能面で優れている点も多くあります。
本日ご紹介したポイントを押さえて、Marketoへの移行をスムーズに進めてください。
新しいツールに慣れるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、Marketoの豊富な機能を活用することで、より効果的なマーケティング活動を実現できると考えています!

   

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