クラウドの費用、少しでも抑えたいですよね。
Microsoft Azureでは月額利用料金を抑えられる仕組みがいくつか存在します。
その中で、前回は、ハイブリッド特典について解説しました。本日は、第二弾として、予約インスタンスについて解説したいと思います!
▼ハイブリッド特典についての解説はこちら
Azureの予約インスタンスとは
Azureの予約インスタンス(Reserved Instances、RI;アールアイ)は、仮想マシンなどのAzureリソースを1年または3年の期間で予約することで、コストを大幅に削減できるサービスです。従量課金制の料金と比較して、最大72%のコスト削減が可能となります。
具体的な例を示すと、下記の場合62%の割引になります。
- D4as v4 (4 vCPU、16 GB RAM)
- Windowsサーバ(OS料金込み)
- 24時間365日稼働
- 1台
→ 従量課金:¥45,666/月
→ 予約インスタンス(3年):¥31,064/月
対象のAzureリソース
Azureの予約インスタンスの対象となるAzureリソースは下記です。
- 仮想マシン(VM)
- SQLデータベース
- Azure Cosmos DB
- Azure VMware Solution
- Azure Cache for Redis
- Azure Database for MySQL/PostgreSQL
- Azure Blob Storage
- Azure Files
予約インスタンスの買い方
予約インスタンスは、Azure Portalから購入できます。
Azure Portal上で予約インスタンスと検索し、必要な情報を入力するという手順となります。
入力する内容は、その予約インスタンスの名前、どのサブスクリプションやスコープに適用させるか、リージョン、SKU、契約期間、数量です。
また、一括払いと月払いのどちらかを選択できますので、ご予算の持ち方次第でご検討ください。どちらでも追加費用は発生しません。
注意点
Azureリソースの稼働時間によっては、実は従量課金のほうが安くなる可能性があります。例えば平日の8時間しか動かさないリソースの場合は従量課金のほうが安くなる可能性が高いです。
事前にAzure費用計算ツールで確認する、もしくはAzureのパートナー企業に相談することが必要です。
まとめ
簡単ですが、予約インスタンスについてご紹介しました。
- Azureを使いたいけれど費用が気になる…。
- 自社のサーバをAzureに移行したらどのくらいの金額になるのだろう?
そうお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。>お問合せフォーム
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